2012.12.12
寒い毎日がつづきます。
朝から霜が降りたり、雪が降ったりで出動出来ない日々が続きましたが、
今朝は雲はあるものの朝からヘリは屋上待機でした。
本日朝の点検前に新装備をチェック!
いままで我々は心肺停止患者をヘリ搬送すると、胸骨圧迫(いわゆる心臓マッサージですね)が充分でなくなるという懸念があり、原則陸路搬送=ドクターカー方式を選択してきました。
しかし、去る航空医療医学会等でも発表があった様に、自動心臓マッサージ機を搭載することでこれを解決しようという試みがなされております。
以前ブログで紹介したLUCAS2は形態的な問題があり残念ながら不採用(もちろん陸路搬送時には有用)となり「オートパルス」を用いることとしました。
オートパルスは残念ながら重く、また大きいのが欠点です。
高度救命救急センターでは以前から使用していましたが、ヘリで実際に使用してみるまで使い勝手は正直わかりません。
(もちろん、他の施設では使用実績があります)
モデルのナース「Boo」は長身ではありますが、華奢でモデル体型ですので、10㎏を超すオートパルスを背負って走れるだろうか?と試してみました。
大丈夫との感触ですが。
本日は夕方長野市内からの転院搬送に出動しました。
松本は積雪はありませんでしたが、長野市は数センチ積もっていました。
ヘリの足元に板状のものが見えますでしょうか?
スノースキットと言うそうです。
スキー板のように、積雪面で沈み込むのを防ぐ目的で冬季には装着します。
ただし、これが本当に有効になるのは膝ぐらいまでの深さの積雪時だそうです。
本日程度の積雪では板は「浮いて」います。
本日の担当
最近こたつでうたたねするのが毎日のドクター「た」 と
「私はホットカーペットのうえです」と切り替えしたナース「Boo」でした。