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止血法

本日要請2件。1件は運航開始前の要請で対応できました。しかし1件は運航時間後の要請でこちらは不対応でした。
朝の出動事案は動脈性出血。傷から血液が拍動性に出血しておりました。
このような場合は直接圧迫が第一選択ですが、これにより止血不能な場合は緊縛止血となります。

この緊縛止血、よく病院前で施行されていますがそのほとんどが効果的でありません。動脈性出血に対して施行されるのですから動脈圧以上の圧力をかけて緊縛する必要があります。ところがほとんどの例では圧力がたりません。院内でターニケット使用する場合は数字にして200mmHg-300mmHg程度に加圧します。これだけ加圧すると動脈性の出血は止まります。

しかし血流が途絶えますので、皮膚の色は蒼白となり痺れてくるなどの神経所見も出現します。長時間施行すれば障害も出現します。
やはり基本は局所の圧迫止血です。
それに、結構止まります。動脈がちぎれている場合でもやがて断端に血栓ができてとまったりするのも目撃したことがあります。

緊縛止血。適用は慎重に。やるときは徹底して施行するのがよろしいかと思います。

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写真は御岳山です。さわやかな風が吹いていそうな写真です。

本日の担当は、昨日暑い東京から帰って来たけれど、松本も暑いと苦しんでいるDr「た」、さわやかな高原に行きたい「Boo」、無事に大学に戻れた「ひ」、

おすすめソフトクリームは山梨の*%”$&typhoonの道の駅という「シューザン」でした


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