本日の要請は2件でした。ともに救急現場への出動で、2件とも対応することができました。

1件目の要請は内因性疾患(病気)を疑う要請内容でしたが、追加情報で外因性疾患(怪我)によるものと思われる病態でした。
2件目は逆で要請の時点では外因性疾患を疑い準備、活動をおこないましたが、実際は内因性の疾患でした。
内因性、外因性の違いで治療の計画は大きく変更をしなければなりません。

ドクターヘリでは、救急現場に向かいながら、まず要請内容から疑われる疾患や状態を予測し、その予測のもと医師・看護師で治療計画や救急隊との活動計画を立てます。
次に救急隊などからの追加情報を聞きながら、傷病者と接触をする前までに治療や活動計画の変更などをおこなって実際に治療に移行していきます。

救急現場では、情報の中から、疑われる疾患や傷病者の状態の予測をすること、イメージをしながら治療計画を共有することがとても大切なこととなります。
本日も救急隊からの詳細な情報をもらうことで、治療計画をより細かく立てることができました。
今後も救急隊の細やかな観察などからの追加情報を宜しくお願いします。

どちらにも対応できるように準備はしていますが、頭を柔軟にイメージすることが大切ですね。

本日の担当はフライトドクター「た」、フライトナース「ひ」でした。

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