2014.02.06
本日は1日中、底冷えの寒ーい1日でした。
要請は7件。
内訳は、現場出動4件・施設間搬送1件・離陸後キャンセル1件・日没により不対応1件でした。
6件に対応できましたが、信州ドクターヘリ松本としては最多出動です。
このような日に、研修医のドクター蜜先生が搭乗し、施設間搬送を除く5件に出動できました。
では、ドクター蜜先生にコメントお願いします。
昨年12月から救命救急センターで研修していますドクター蜜です。
今日の天気予報は曇り・ところにより雪。
昨日までの暖冬から一変し、寒い2月に逆戻りした中での搭乗でしたが逆に空気は澄んでいて視程もよく、ヘリ搬送のスピードを実感できる1日となりました。
速いのはヘリコプターだけではありません。
現場活動は短時間に、緊急性・重症度を的確に把握し、現場での処置の必要性を判断し、適切な収容先医療機関を選定していました。
これらのプロセスは無駄が省かれ、よどみないものでした。
それができるのはドクターヘリスタッフだけでなく現場救急隊・支援隊、そして全員を繋ぐ通信指令室との連携があってこそ実現することが分かりました。
すべては、できるだけ早く、適切な医療を提供するという目的のもとに効率化されたシステムであると感じました。
ERやICUでの治療とはまた違う病院前医療のスピード感は、これから起こり得る大規模災害などへの対応・危機管理にも活かせるものだと思います。
しかし、診療は患者さん1人1人の状況にあわせた幅広いものでした。そして家族への配慮も欠かさない人情味のある対応が印象的でした。
焦りを見せないスタッフの穏やかな表情は患者さんにも安心感を与えていたと思います。
研修医が搭乗研修をさせてもらえるのは今年度からとのことです。貴重な経験をさせて頂きありがとうございました。
本日の担当は、フライトドクター「GUMI」・ フライトナース「ぴぃ」・研修医「ドクター蜜」でした。