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大規模地震災害時医療訓練 東京の空をドクターヘリは飛行できるのだろうか?

本日東京中心に台風被害が懸念されるなか、長野県は天候が保たれ、要請3件、対応3件でした。
関係者の皆様、ありがとうございました。


昨日東京、埼玉、千葉、神奈川で行われた全国規模の大規模地震災害時医療訓練に参加してまいりました。
首都直下地震の想定です。
全国のDAMTが参集し、信州ドクターヘリも佐久が参加しております。

で、東京都の医師と表記の話しになりました。
ご承知の方も多いと思いますが、東京の空の多くは米軍の横田基地が管制を敷いております。つまり米軍の都合が最優先される仕組みで、民間の航空機は許可された狭い空域を飛行しなければならないルールになっています。
東京にはドクターヘリは配備されておりませんが、他の地域と同様に必要なルートを自由に飛行できない可能性があります。
訓練では仮想でドクターヘリが飛行可能な想定となっており、実機訓練は事前に定められたルートを飛行します。
実災害ではどうなるのでしょうか?

我々も使用しているIP無線も訓練に使用されました。災害時にはパケット通信が比較的つながることが知られております。これを利用した無線で、今回持参した隊が使用しておりました。それ以外の連絡方法はいくつかありますが、主として衛星携帯となります。これが実は使い勝手がわるく、車両走行中は使えなかったり、ビルの谷間は使えなかったりなどIP無線通信を使用した隊と比較するとコミュニケーションは数段不便になりました。IP無線の標準化やルール化をしておいた方がよいのではないかなとの感想を持ちました。

本日の担当 「た」とくま


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