本日は1日中晴れで風も弱く、ヘリ日和でした。
本日の要請は1件でしたが、記念すべき700回目の出動でした。

木曽広域消防からの要請でした。
現場が岐阜県との県境に位置していました。
近隣には大きな病院はなく、遠距離搬送が必要でした。
生活圏が長野県と岐阜県の場合が想定され、双方の搬送先を検討しながら現場へ向かいました。
家族に相談したところ岐阜県の病院を希望されました。
ヘリ搬送で長野県の対応可能な病院までは20分強、岐阜県の病院まで15分弱の飛行時間が予測されました。
家族の希望と病院までの搬送時間を考慮して、岐阜の県立多治見病院を病院選定しました。
県外からの依頼にも関わらず、非常に快く応需していただきました。
搬送中の無線交信も非常にスムーズでした。感謝・感謝です。

その後、給油を名古屋空港内にある中日本航空株式会社本社でしました。
中日本航空株式会社は、我々ドクターヘリの運航会社です。
本社には様々な用途のヘリコプターや飛行機が整備されており、多くの人がいました。
今まで、中日本航空株式会社はドクターヘリ事業が主の会社だと思っていましたが、違うことが分かりました。

名古屋空港から信州大学まで35分で帰ることができました。
改めて越境応援体制の必要性と現実性を感じました。

本日の担当は、初めて県外へ出動したフライトドクター「GUMI」と100回毎のフライトに当たることが多いフライナース「こ」でした。

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