2013.07.18
今日の要請は3件でした。2件の施設間搬送と1件の現場活動でした。
現場活動は、多数傷病者の要請で、ツーフライトドクターで出動しました
傷病者3名の初期情報でしたが、出動救急隊は何隊なのか、重症度や傷病者同士の関係など情報が不確定な中、医師の分担や搬送先などを打合せながら向かいました。
実際にはランデブーポイントまで搬送された傷病者は1人で、後の2人の傷病者は救急隊の判断で救急車で他病院に搬送されていました。
結局我々の担当した傷病者はほかの2人とは異なる救命センターにヘリで搬送しました。分散搬送、トラウマバイパスっていうことですね。
救急隊の方、ありがとうございました。
ツーフライトドクターとは2人の医師と1名の看護師で出動することです。千葉北総病院などは常に医師2人で出動するそうです。ツーフライトドクターでの出動は現場滞在時間を有意に短縮することが報告されております。ただし、これが傷病者の予後を改善するのかはデータがありません。当院はいつでもというわけにはゆきませんが複数傷病者などの場合には緊急で応援の医師を搭乗させるようにしています。
今回ツーフライトドクターとして、出動した「イチ」先生です。緊急対応のため、フライトスーツ着用の時間は無く赤のウインドブレーカー着用でした。これはマニュアルの通りなのですが、真夏には暑いですね。秋口に作ったマニュアルなので、改善の余地ありです。
そろそろヘリが空港に帰ろうとした夕方に、施設間搬送の要請がありました。
北信地域は雲が多く、小雨が降っていましたが、無事に搬送することができました。
そして、この出動がドクヘリが運航されて800件目となりました。
早いですね。これも、皆様のおかげです。
これからも、よろしくお願いします。
今日の担当は、確か100回目、500回目を施設間搬送で経験したフライトドクター「た」と、ツーフライトドクターを初めて経験したナース「ま」でした。