本日要請3件、出動3件でした。
そのうち1件は施設間搬送で、残り2件は現場出動でした。
ドクターヘリの適用については要請基準にあるとおりで、基本的には一刻も早く医療処置（救命処置）を要する場合です。バイタルサインの異常を伴う多発外傷などのイメージです。
また根本治療を早期に要する場合は搬送目的で適用となりうると考えます。スタンフォードA型大動脈解離などでしょうか。
これらを通報段階や現場接触時に判断しやすいように要請規準を作成しました。
むずかしいのは厳密に要請基準に該当する場合のみ要請すると、後手にまわる可能性があることです。最初はバイタルサインが安定していたが、あとから崩れてくるなどは十分ありうることです。このため、ドクターヘリではオーバートリアージを許容しております。
本日の3件は厳密に考えるとドクターヘリ適用から外れていた可能性があります。ただし、こうした症例は要請しないようにすると、今度は必要な症例が要請からもれる可能性が高くなります。
後医は名医という言葉もあり、結果を知っていれば色々言うのは簡単です。有名なフライトドクター曰く「現場にはオーバートリアージはない」とか。
検証会等を通じて精度をあげてゆく地道な努力が大切なんだと思います。

本日の担当 Dr「た」とNs「Boo」でした

小学校は運動会！よく分からない写真ですみません。

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