2019.11.20
本日は信大救急科の研修の一環として、ドクターヘリのOJTをさせて頂きました。
これまでドクヘリが飛んでいるところを見たり、ドクヘリで搬送されてきた患者さんの初療を行った経験はありましたが、実際に乗ったのは初めてでした。
今日のドクヘリ要請は午前中に集中しており、9時11分の要請以降、ほぼ休む間もなく次の要請、という具合に立て続けの要請でした。内容は、施設間転院搬送、現場から医療機関へのヘリでの搬送、現場での状態確認後陸路での搬送、と様々なパターンを経験することが出来ました。
実際に乗ってみると、ヘリで現場に向かう途中、無線を通じて思いの外多くの関係部署とのやり取りが行われていることに驚きました。救急隊、受け入れ病院、CS室、ドクヘリ内など、様々な場所で情報を共有することで、ヘリはどこに着陸するのがベストなのか、着陸後はさらに陸路で移動する必要があるのか、その場で救急車の到着を待つべきなのか、など多くのことを判断していました。多くの情報を処理する力や広く現状を把握する力がないと、正しい判断をし実行するのは難しいと感じました。
また、普段の生活で感じている陸路での距離感と、ドクヘリで必要になる空路での距離感の違いを認識することができました。たとえば、山があると陸路では大きく回り道をしなければならないが、空路では山を越えてほぼ直線ルートで目標地点に向かうことができます。
初めての経験が多く、色々と感じることが出来、とても有意義なOJTでした!
今回の研修を糧に、今後さらに力をつけていきたいと思います。
お忙しい中、多くのことを教えていただき、本当にありがとうございました!
今日の担当はFD「うちのせいじ」、FN「Tk」、研修医「MR」